市場
資本市場を取り巻くテーマは、同時に投資家のテーマでもあります。しかし、市場は参加者の取決めで成り立っていますので、どうしても取引実態に課題が発生してからの改革となります。また、取引所や証券保管振替機構は、取引・決済に関するデータが蓄積されてビックデータとしての価値を有しますが、個人を含めて取引に参加するもののに対して、取引の公平性を確保する為、可能な範囲で平易に情報提供を行うことも、期待されています。
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市場の裾野について
- 誰しもが株式を取引することが出来る資本市場に至る”市場の裾野”として以下の制度があります。
- 現在は制度が廃止されていますが、嘗て日本証券業協会が運営するグリーンシート市場がありました。(→概要はこちら)
- 上記のグルーンシート市場に変わって、未公開株式を取引する仕組みとして、証券会社が独自に取引の場を提供する 株主コミュニティ制度があります。(→概要はこちら)
- スタートアップも含め新規・成長企業にリスクマネーを供給する仕組みとして、以下の投資型クラウドファンディング制度が創設されています。
- 株式投資型クラウドファンディング制度概要
- ファンド投資型クラウドファンディング制度概要
- なお、貸金業とファンド事業をミックスしたものとして 融資型クラウドファンディング があり、一般にはソーシャルレンディングと呼称されています。
- また、特定投資家が売買する目的で東京証券取引所に開設されているのが、 (→概要はこちら)で、プロ向け市場と通称されています。
2024年9月 | アナリストの在り方~機能、体制、課題、そして期待 |
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1 | アナリスト業務の全体像とルールについて |
2 | アナリスト業務の問題点 |
3 | アナリスト機能と分業 |
4 | 課題とアナリスト進化の未来像 |
2024年5月 | JPXの事業戦略について |
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1 | JPXに求められるもの、JPXが目指すもの |
2 | 上場会社としてのJPX |
3 | 取引所情報戦略の担い手としてのJPX総研の取組み |
4 | JPXへのそれぞれの期待と課題 |
2023年10月 | 見直されるかグロース市場のあり方 |
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1 | 日本市場の見直しとグロース市場の課題について |
2 | グロース市場の現状 |
3 | グロース市場改革の目的と求められる機能 |
4 | 金融行政、市場機能改革の取組と市場仲介者の役割 |
2023年3月 | 取引所における日本株再強化プラン~市場区分見直しから中長期的な企業価値向上の動機づけへ |
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1 | 示された東証の今後の対応 |
2 | 上場会社の課題:資本効率と収益性 |
3 | 日本市場の課題:市場コンセプトと投資家との対話力 |
4 | 市場全体のデザインと強化ポイント |
2022年12月 | 日本の資本市場の在り方について~行政、企業、そして投資家からみて |
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1 | 日本の資本市場概況 |
2 | 株式市場の現状と課題 |
3 | 債券市場の現状と課題 |
4 | 日本の資本市場が目指すものと、いくつかのポイント |
2022年9月 | 改めて見直すプライム上場企業の課題 |
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1 | 市場区分見直しの背景と最近の動向 |
2 | プライム市場の課題①~流動性の問題 |
3 | プライム市場の課題②~コーポレートガバナンス等の課題 |
4 | 投資家にとってのプライム市場とは |
2021年8月 | SPACに関する論点とその背景~成長戦略の後押しで日本でも実現するか? |
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1 | SPACについて |
2 | SPACに関する最近の動向 |
3 | SPAC待望論の背景とメリット・デメリット |
4 | 日本で実現するための課題と今後の取組みについて |
2021年2月 | 改めて見直すIPOへの期待と課題~新興企業へのリスクマネー供給と個人投資家誘因の役割 |
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1 | IPOへのそれぞれの期待 |
2 | IPOに関する其々の課題 |
3 | IPOにおける証券会社の役割 |
4 | IPOの進化・増加の可能性について |
2020年10月 | 市場外取引の動向について~PTSとダークプールの利用増加とToSTNeT取引の制度整備 |
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1 | 市場外取引の概況と制度整備 |
2 | PTSの動向 |
3 | ダークプールへの取組み |
4 | 市場機能進化と取引公正性確保の課題 |
2020年8月 | フリンジマーケットなのか~株主コミュニティ制度・プロ向け市場・地方取引所 |
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1 | 市場構造見直しの中でのフリンジマーケットの在り方 |
2 | 株主コミュニティとプロ向け市場の現状の役割と課題 |
3 | 地方取引所の現状と課題 |
4 | 日本市場の中でのどの様に繋がっていくべきか |
2020年5月 | 東証“現物市場の機能強化”に向けた取り組みについて~改革の課題と進化の方向性 |
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1 | 打ち出されたアクションプログラム |
2 | 市場改革の課題 |
3 | 変化する市場機能 |
4 | テクノロジーと公正性確保等の問題 |
市場区分の変更問題
- 東京証券取引所は、2019年12月27日公表された金融審議会市場ワーキング・グループ「市場構造専門グループ」報告書を受け、「新市場区分の概要等について」を公表(2020年2月21日)
2019年11月 | 市場構造問題の動向~問題とその論点について |
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1 | 日本の市場構造の議論とは何か |
2 | 市場構造議論の背景 |
3 | 目指すものと現状のギャップは何か |
4 | 投資家視点から、どう考えるべきか |
2017年12月 | 証券保管振替機構の機能と役割について ~ビックデータ時代の可能性 |
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1 | 「ほふり」とは何か |
2 | 「ほふり」は、どの様に運営されているか |
3 | 「ほふり」に期待されていること |
4 | 「ほふり」の可能性について |
2016年12月 | 地域における資本市場機能と成長資金供給 ~その現状と期待 |
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1 | 地域に特化した個人投資資金の供給について |
2 | 地方証券会社における株主コミュニティ制度の現状と可能性 |
3 | 地域事業ファンドにおける地方証券業務の役割 |
4 | 地域住民の投資資金が地域の成長に寄与するために |
2016年10月 | 証券アナリストとは何か~規制強化の背景と役割について |
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1 | アナリストを取り巻く環境 |
2 | アナリスト規制について |
3 | 証券アナリストの在り方について |
4 | 資本市場の中における課題と役割について |
2016年8月 | 取引所の事業戦略~資本市場機能と株式会社の狭間で |
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1 | 取引所とは何か |
2 | 日本取引所グループの事業戦略 |
3 | 海外及び国内から見た取引所機能 |
4 | 個人からみた取引所への期待と事業戦略の課題 |