証券会社関連
証券会社は、資本市場での取引やリスクマネー仲介の中核にいますが、第一種金融商品取引業として個人投資家やプロ投資家・海外投資家と取引することが出来きます。FX取引業者も、この第一種金融商品取引業となっていますが、今や大手ネット証券会社の収益の3割近くがFX取引に関するものでもあります。
なお、証券会社と同様に、投資信託や外債などを一般投資家(個人中心)に販売することが登録金融機関にも認められていますが、株式やデリバティブ商品の取扱いは証券会社だけです。
ファンドなど資産流動化商品は、第二種金融商品取引業の取扱いですが、事業型ファンドであれば500名保有まで金商法上の継続開示義務を負わない私募扱いです。但し、投資家への定期的情報提供は必須となっています。
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対応すべき重要施策について(2024年7月1日)
★は、当社が2024年に業界の取組みとして特に重要と考える項目とその理由
【個人の投資に関する事項】
1.国民の資産形成支援の強化
•NISA制度の更なる普及に向けた取組み
•国民の金融リテラシー向上に向けた金融経済教育推進機構(J-FLEC)との連携
★中立的アドバイザー制度開始に向けて業界として助言業務を整理して積極的に関与する必要がある。
•確定拠出年金制度(企業型DC、iDeCo)の改革に向けた取組み
★拠出金限度額の拡大も大事だが、レコードキーパーなどのインフラ整備し投資として利用しやすいシステムへ
2.高齢社会に対応した金融サービスの実現に向けて
• 家族サポート証券口座の検討の推進
★家族信託など現行制度の活用も含め、信託業務や資産管理業務など他業種との連携も重要
•世代間の円滑な資産承継に向けた取組み
•「高齢顧客ブック」の拡充
【市場インフラに関係する事項】
1.スタートアップ育成の支援★仲介者拡大の為の実務的支援も必要で、企業側や投資家側両サイドに広く宣伝していく必要も
• 特定投資家向け銘柄制度(J-Ships)の市場の拡大に向けた取組み
•スタートアップへのリスクマネー供給促進のための環境整備
2.SDGsの達成に向けた取組み
•トランジションファイナンスを含むサステナブルファイナンスの推進と市場の拡大に向けた取組み
• 働きがいのある職場環境の整備、こどもの貧困対策、ダイバーシティの一層の推進
• 国内外のステークホルダーとの連携強化
【証券業強化に関係する事項】
1.デジタルトランスフォーメーション(DX)の促進
•顧客交付書面のデジタル原則化に向けた取組み
• 証券市場における金融イノベーションの活用への適切な対応
• 証券会社におけるサイバーセキュリティ対策水準の向上支援
• マイナンバー制度の利活用範囲拡大の検討特定投資向け発行・流通市場の整備など
2.業界全体のレベルアップに向けた取組み
•前期設置したコンプライアンス相談窓口の運営など、協会員におけるコンプライアンスのレベルアップに向けた支援体制の強化•コンプライアンス上の規制についてのスクラップアンドビルドに向けた取組み
•研修体制の更なる強化による、人材のレベルアップに向けた取組み
3.証券会社のミドル・バックオフィス業務の効率化に向けた取組み
•証券会社のミドル・バックオフィス業務(1:サイバーセキュリティ、2:相続、3:外国株式コーポレートアクション、4:口座開設、5:売買審査、6:株式公開買付等に係る業務)の効率化を目指す検討の推進
★証券会社が時代に合わせてビジネスモデルを転換していくためにも、この部分は重要で、今年度から重要施策として取り上げられている。
NISAの勧誘にか係わる証券会社等のガイドライン(2020年6月19日)
令和2年度の税制改正大綱により、NISA制度は基本部分が5年間延長され、ジュニアNISAは現行制度期間をもって終了します。また、一般NISAは、2024年から新制度に変更され、より個人の継続投資を促すものとなっています。これらを踏まえ、証券会社や銀行などでの営業現場において、個人に説明するべきことがガイドラインとして金融機関等の横断的組織で纏められていおり、制度改正や現場での問題点を含め改訂されています。詳細は、以下になります。
♦NISA 制度の口座開設及び勧誘並びに販売時等における留意事項について(ガイドライン)
改正の概要は、以下
・一人1年に1口座で、もし複数を開設した場合は、課税されることを説明する必要がある。
・①損失は税務上ないものとされること、②損益通算ができないことについて説明を行う必要がある。
・売却するとその非課税投資枠の再利用はできないこと 、投資信託において支払われる分配金のうち元本払戻金(特別分配金)は非課税であり、NISA 制度によるメリットを享受できるものではないことについて説明を行う必要がある。
・上場株式等に係る配当等のうち、口座開設金融機関等経由で交付されないものについては非課税の適用は受けられないことについて説明を行う必要がある。
・一般 NISA 口座を開設する者に対して、2024 年から一般 NISA から新 NISAへの制度改正が行われることと併せて、適時適切に説明を行う必要がある。 等
2024年 10月 |
証券業におけるマネー・ロンダリング対策等の取組みについて |
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1 | 証券業に関わるマネロン対策の動向と全体像 |
2 | 証券業が関わる可能性があるマネロン事例について |
3 | マネロン対策の考え方と、基本的な枠組み、現状の課題について |
4 | マネロン対策が証券業務に与える影響と、今後想定される変化について |
2024年 8月 |
中堅・地方証券におけるビジネスモデル変化について |
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1 | 証券ビジネスにおける中堅・地方証券の現在地 |
2 | ビジネスモデル変化の兆し |
3 | 中堅・地方証券のリテール証券業にける新たな価値・役割 |
4 | 変化のためのポイントとこれからの期待 |
2024年 7月 |
資産管理型ビジネスの拡がりと変化~リテール証券会社のビジネスモデル転換と多様化への助走となるか |
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1 | リテール証券会社の資産管理型ビジネスはどのように変わってきたか |
2 | 資産管理型ビジネスへの取組み状況について |
3 | 米国における資産管理型ビジネスの進展について |
4 | リテール証券会社のビジネスモデルは本格的にチェンジするのか |
2024年 6月 |
リテール証券会社の2024年3月期決算動向について |
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1 | 2023年度決算の特徴 |
2 | リテール営業を取り巻く環境 |
3 | 進む大手の提携戦略とビジネスモデル変化 |
4 | リテール証券業の実務的課題について |
2023年12月 | 資産運用立国にむけた取組みについて~制度の変更や活用、運用力向上にどう対応するか |
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1 | 資産運用業の高度化について |
2 | 資産運用会社の現状と運用状況、運用力向上の取組み |
3 | 大手運用業者の高度化と新興運用業者増加策について |
4 | 資産運用業高度化プロセスのイメージ |
2023年9月 | 高齢化社会に向けた投資の在り方~顧客の高齢化、世代間資産移転にリテール証券はどう関わっていくのか |
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1 | 高齢化に向けた投資に係る最近の動向 |
2 | プレシニア・シニアは、どう考えているか |
3 | 高齢者の投資に係る課題 |
4 | 高齢者向けの投資・資産管理サービスは、どう確立されるのか |
2023年6月 | 仕組債販売問題とは何なのか~個人の求めるデリバティブ商品としての在り方とリテール営業に与える影響 |
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1 | 個人への仕組債販売に関する最近の動向について |
2 | 協会の仕組債販売勧誘ガイドライン等の概要 |
3 | 個人にとっての仕組債投資 |
4 | この問題がリテール証券会社に与える影響について |
2023年5月 | リテール証券2022年度決算の動向~個人の投資拡大で期待されるリテール証券業の進化 |
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1 | 2022年度決算の特徴 |
2 | リテール営業を取り巻く環境 |
3 | リテール証券の動向 |
4 | リテール証券業に係る変化と進化について |
2023年2月 | 金融サービス仲介業と金融商品仲介業の動向~変化・期待と課題 |
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1 | 金融サービス仲介業の動向 |
2 | 金融商品仲介業の現状 |
3 | 金融商品取引業者等にとってのIFAについて |
4 | 今後の仲介業務の可能性と課題について |
2022年8月 | 最良執行義務とSOR・PTSの課題~市場仲介者として問われているもの |
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1 | 最良執行義務の強化について |
2 | PTSの動向と課題 |
3 | SORとダークプールについて |
4 | 市場仲介者の課題と可能性 |
2022年5月 | リテール証券2021年度決算の動向~進む提携戦略と顕在化した課題 |
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1 | 2021年度決算の特徴 |
2 | リテール営業を取り巻く環境 |
3 | リテール証券の動向 |
4 | 進む業務提携と課題 |
2022年2月 | 資産運用会社の高度化~運用力と求められるガバナンス |
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1 | 資産運用会社の概況 |
2 | 高度化が必要とされる背景 |
3 | 更なる高度化を進める為に |
4 | 資産運用会社の高度化がもたらす個人の投資への影響について |
2021年5月 | リテール証券2020年度決算の動向~良好な環境の中での新たな戦略選択 |
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1 | 2020年度決算の特徴 |
2 | リテール営業を取り巻く環境 |
3 | リテール証券の動向 |
4 | 新たな事業モデル策定の為の段階的選択 |
2021年4月 | 再考!最良執行のあり方~SORとダークプール・PTSの利用拡大の中で |
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1 | 最良執行義務強化の背景 |
2 | 個人投資家にとってのSORと最良執行 |
3 | 執行先としてのPTSとダークプールとHFT業者について |
4 | 最良執行義務強化がもたらす変化について |
2021年1月 | これからのリテール証券会社の展望 |
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1 | リテール証券の全体像(現状) |
2 | 個人の投資に係わる主要課題とリテール証券としての業務テーマ |
3 | 最近の個人の投資環境とリテール証券会社の対応 |
4 | ビジネスモデルとしての成長の可能性 |
2020年12月 | 証券DXの進め方と新たな可能性について~リテール証券の変化から進化へ繋がるか |
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1 | 証券DXの全体像(現状) |
2 | リテール営業におけるDXの進め方 |
3 | 証券業務におけるDXの進め方 |
4 | 証券DXはリテール証券の何を変えるか |
2020年6月 | リテール証券2019年度決算の動向~業務改革と提携戦略の狭間で |
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1 | 2019年度決算の特徴 |
2 | リテール営業を取り巻く環境 |
3 | リテール証券の動向 |
4 | 新たなリテール証券モデルを求めて |
2020年4月 | 地方企業等へのリスクマネー供給と証券会社~日本証券業協会の自主規制改正の意義 |
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1 | リスクマネー供給の政策とその現状について |
2 | 株主コミュニティの活用について |
3 | クラウドファンディングと私募の問題 |
4 | 証券会社のリクスマネー仲介機能についての可能性 |
2020年3月 | ネット手数料ゼロ時代のリテール証券の在り方~新たな証券ビジネスモデルの可能性 |
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1 | 手数料無料化の動向とその背景 |
2 | 証券業務におけるネット利用と新たなネット証券ビジネス |
3 | デジタル化時代の証券ビジネスモデルの可能性について |
4 | 対面営業での成長戦略の可能性 |
2019年7月 | 金融商品仲介業の動向~選択、適合、進化そして期待 |
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1 | 再び注目される金融商品仲介業 |
2 | 独立系金融商品仲介業者の実態 |
3 | 銀行・証券会社にとっての金融商品仲介業 |
4 | 金融商品仲介業の課題、期待、可能性 |
2019年5月 | リテール証券会社2018年度決算の動向~進収益構造の変化と提携戦略 |
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1 | 2018年度決算の特徴 |
2 | リテール営業を取り巻く環境 |
3 | リテール証券会社の動向 |
4 | 新規参入と横断的提携について |
2019年2月 | 事業承継における証券会社の役割 |
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1 | 事業承継問題について |
2 | 事業承継に関する政策支援と地域金融機関 |
3 | 事業承継に対する証券会社の取り組み |
4 | 証券会社のあたらなビジネスとしての事業承継 |
2018年10月 | 地銀系証券会社の動向と地域における役割 |
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1 | 2017年度決算の動向 |
2 | 銀証連携の進め方と課題 |
3 | 地銀の証券業務戦略における取組みについて |
4 | 地銀系証券会社としての次の戦略ポイントは何か |
2018年5月 | リテール証券2017年度決算の動向 |
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1 | 2017年度決算の動向 |
2 | 銀証連携の進め方と課題 |
3 | 地銀の証券業務戦略における取組みについて |
4 | 地銀系証券会社としての次の戦略ポイントは何か |
2018年3月 | 2023年のリテール証券 ~5年後、個人投資家にどう向き合うのか |
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1 | 過去5年間の変化について |
2 | 金融行政が考える5年後のリテール向け金商業者 |
3 | 社会の変化、個人の変化、そして金融技術の変化はあるか |
4 | 2023年の選択 |
2017年11月 | 金融商品仲介業務の拡大と進化~投資商品チャネルとしてのそれぞれの期待値 |
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1 | 金融商品仲介業務を巡る最近の動向 |
2 | 証券会社から見た仲介業 |
3 | 金融機関から見た仲介業 |
4 | 仲介業務の進化の可能性 |
2017年7月 | 地方銀行の証券ビジネス~再び強まる証券子会社での展開 |
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1 | 地方銀行の証券関連業務の動向 |
2 | 証券子会社の動向 |
3 | 地方銀行の証券ビジネス戦略 |
4 | 地域密着型証券ビジネスの可能性 |
2016年6月 | リテール証券2015年度決算の動向~変わる金融商品販売 |
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1 | 2015年度決算の特徴 |
2 | リテール営業を取り巻く環境 |
3 | リテール証券各社の動向 |
4 | 事業戦略の方向性と変化 |
2016年5月 | 銀行の証券業務について |
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1 | 法制度上の沿革 |
2 | 個人投資家との関係 |
3 | 法人関連ビジネスとファイアーウォール |
4 | 新たな方向性について |
2016年3月 | 10年後のリテール証券業務について~個人投資家の変化と拡大 |
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1 | 過去10年間の変化について |
2 | 政策と税制の向かう先 |
3 | 10年後に、個人の投資環境はどう変わるか |
4 | リテール証券業のトレンドと新たな方向性 |